井上の読み方1;20160808

20160809

 

◼️ 最初に行うこと;4項目。

1)タイトルは論文の概要を読み取るために著者は一苦労しています。アブストラクトより短いこの一文で大まかな内容がわかるように仕上げております。

 

2)続いて著者一人一人の名前に目を通しましょう。1、2番目、それとラスト、ラス2著者は影響力が強い方々になります。

 

3)ついで施設名を確認していきます。多様性のある論文なのか否か読み取ることができます。

 

4)最後に最終ページ、conflict of interestに相当する箇所を確認し2)で確認した著者が利益相反に関してどのような状態か確認します。

 

◼️ アブストラクト

こちらはBackgroungとConclusionだけ読めばいいです。タイトルに加えてこの2点をよめば概略;どのような問題点に対して研究を行い、結果がどうだったか、が読み取れます。

 

下準備が上記のようにすんだら本文に入っていきましょう。

 

◼️ Introduction

自分の知識と論じられている題材について関連が少なければ、一読すると知識の整理などつきよい勉強になります。フェロー・レジデントは読む習慣をつけるといいでしょう。内容も多少知っているため、なんとなく私論文読んでいる感がいいモチベーションにつながることもありますね。冗談っぽいですが、私はそうでした・・・・。

 

◼️ Method

いつも3回連続で読むようにしています。論文の中核になります。じっくり読むのではなくさっと読みますが、でも3回は読んで内容理解に励みます。理解できなければ4回でも5回でも6回でも読み直し、理解できるまで次の項目にはいきません。そのくらい重要です。

じっくり解釈しながら読むことは勧めません。理由は疲れますし、結果最後までたどり着かないからです。さっと読み通す、これが大事です。2度目、3度目はスピードもあがってきますから先に進めないと慌てなくても大丈夫なんです。